FIFAがフットサルのルール改正を提案し、その内容をASEANが発表した。新たに公表されたルールでは、PK戦のキッカーが従来の3人から、5人に戻るなど、複数の変更点があった。まだ日本語版の発表はないのだが、主な変更点に触れていく。
試合終了の合図をタイムキーパーが行うことになり、ブザービーターがなくなること(第2PKは例外)。GKとの1対1が必ずしも決定機ではなく、そこでのファウルがレッドカードにならない点(フットサルのスペインリーグのやり方というとイメージしやすいか)。さらにハンドの定義についても、サッカーと同じように意図がなかった場合であっても、いくつかの場合には例外が生じる点(※1)。
キックインの際も、ボールがライン上に触れていなければいけなくなるが、立ち足はピッチに入っても良い今のルールとなる。キックイン時の4秒ルールのカウントは、チームがプレーを再開できる時、もしくは審判が、再開の準備ができたと判断した段階でスタートする。
キックオフは、サッカーと同様に自陣へ蹴ることが可能となる。また、ボールを蹴る人は自陣にいなければいけないわけではない。ボールが蹴られた瞬間にプレーとなる。直接ゴールは認められるが、オウンゴールは認められない。
ウォームアップエリアでアップができる選手は、最大で5人までという制限が付く。これはAFCやUEFAなど、国際大会の大会規定を競技規則化した形だ。
ヘッドギア、フェイスマスク、膝当て、肘当て、GKの帽子など、防護するものの着用の許可。ただし、肘当てに関してはユニフォームの色と同じ色である必要がある(※追記 膝当てもパンツかソックスに合わせる必要だが、現時点でどちらかは不明)。
ベンチの監督は一発退場だけではなく、イエローカードも提示されることがある。ベンチ内で警告対象者が分からない場合は、監督が警告を受ける。
9月から開幕されるFリーグでは、この新ルールが適用になることが濃厚だ。
発信元:FUTSAL X